三回目の内容は、「短期的な見通し、幸い・楽しみを見つけ出す」と言う内容です。
①緊張は苦手
不特定多数の方が一緒に生活せざるを得ない状況の中で、どのようにメリハリを付けた行動を取り、ある一定の期間をしのぐか。
震災から一週間を経過し、避難の方々の疲労は想像を超えるものと理解します。
この例えは、今の状況から考えると、ほんの小さな出来事ですが。
もう35年も前、保母育成の学校へ通っていた学生が、電車の事故で車内に缶詰めになり、まわりのイライラ感がひしひしと伝わってきた。そこで数人の仲間と童謡を歌い始めたところ、いつの間にか静かになり、何人かの方は一緒に歌い始めたとのこと。数時間の経過後、何とか運転が再開し、下車する時、数人の方が「ありがとう!」と言ってくれた。そんな話を友人から昔聞きました。
②ノンバーバルコミュニケーション
私は「ノンバーバルコミュニケーション」(言葉によらないコミュニケーション)と言う言葉が好きです。世の中にはいろんなしょうがいを持った方が一緒に生きています。じーじも身障手帳をもらいました。でも口だけは達者で、今の仕事をさせてもらっています。老人も少しずつぼけて、生活しやすいようになっていきます(この事はいずれお話しを!)
巧く伝えられない人、巧くしゃべれない人、喋ることができない人、聞くことが苦手な人、聞いても意味がなかなか理解できない人、聞こえない人、等々いっぱいいらっしゃいます。ですから、どうしたらみんなに伝えることができるか考えます。
そんな時、音楽が浮かんできます。しょうがいを持った方のほとんどは音楽が好きです。耳が聞こえなくても、リズムは入ります。認知症の老人も昔の歌に嬉々とします。それは音楽が持つノンバーバルな性格(これもいずれお話しを)にあります。
とりあえず、「みんなで歌える楽しい集会」というイメージで、場の提供をしていくことが、何らかの幸い、楽しみにつながっていくと信じています。人間って楽しみがあると結構生きていけるんだと思っています。じーじも教室では毎回ギター抱えて歌っていますよ。
③見通し
人間の生活の中で一番大切なのは、「見通しです」。これからどのように生活していくかの見通しが立てば、今を頑張ろうと思うはずです。しかし、先の見通しは現状では立っていません。
ですが!
長期的な、中期的な、短期的な、これは計画を立てる時に重要な戦略となりますが、今は短期的な生活の指針を作ることがとても大切な時期だと思います。中期、長期は公の仕事となります。
何となく一緒に生活するメンバーが分かってきたが、一緒の目標を持つことはできない状況、一番ストレスがたまってくる時期。
場のリーダーは是非、避難所の生活リズムを食事中心から、徐々にその場の集団のリズムを作ることに転換して欲しいと思います。食うや食わずから出発していくとどうしても配給中心で生活が廻っていき、人の受け身性を助長してしまい、受け身の不満足感がプラス思考の足かせになってしまいます。
その場の方々のメンタルヘルスを考えながら、避難所の大方の生活リズムを作ることが大切だと思います。例えば
1.ほぼ起床時間 2.朝の体操 3.食事 4.状況把握
5.フリー 6.食事 7.戸外に出る 8.楽しい集会
9.フリー 10.食事 11.状況把握 12.フリー 13.ほぼ就寝時間
そして、楽しいと思う時間、笑う時間が絶対必要です。それが 8.の楽しい集会です。
この時に、聞いたり、歌ったり、話したり、泣いたり、みーんなで共有することがとても大切だと思っています。
また、発達障害の方については、短期的な生活の充足感が一番の安定になります。日課表に基づいた前回のコミュニケーションツールを用意し、働きかけをしていきましょう。
ただし、全体としても参加は自由です! が大切ですね。
誰か居るはずです。どうかパフォーマンスを惜しまないで、集会で頑張ってくださる方、前に出てきてくださーい!!